肌の保水力について

肌の保水力低下の原因と対策

肌には水分をためこむ機能があり、その機能を保水力と言います。保水力が低下すると、乾燥肌や敏感肌、様々な肌トラブルを引き起こすことがあります。

 

一般に肌の水分は、角質層の中の「皮脂」「天然保湿因子」「角質細胞間脂質」の3つの物質によって保たれていると言われています。

 

これらの水分保持機能が正常に働くことがとても大切なのですが、いくつかの要因によって肌の保水力が低下することが分かっています。そこで今回は、保水力低下の原因と対策について紹介していきます。

 

肌の保水力の低下の原因

加齢

肌の保水力は、年齢とともに低下すると言われます。これは、加齢にともない、皮脂や天然保湿因子、角質細胞間脂質が減少することが大きな理由です。

 

また、新陳代謝の低下も関係しています。新陳代謝が低下すると新しい肌を作ることができないため、長い間古い角質が残ったままの状態で生活を送ることになります。その状態では、水分や美容成分を肌にいくらのせても肌に吸収されることがありません。

 

さらに、コラーゲンやヒアルロン酸の減少も保水力の低下につながります。コラーゲンやヒアルロン酸は、水分保持には欠かせない成分なので、加齢によるそれらの減少は大きなダメージです。

 

誤ったスキンケア

ゴシゴシとこするように洗顔したり、洗浄力の高いクレンジングなどを長時間肌にのせたりして肌にダメージを与えることで、細胞間脂質が流れ出てしまうことがあります。

 

また肌に必要な皮脂まで洗い流してしまうので、肌の乾燥を促進する原因となります。

 

肌の保水力を低下させないための対策

保水効果のある成分が配合されたスキンケアを使う

セラミドやヒアルロン酸、コラーゲン、アミノ酸など保水効果が期待できる成分が入った美容液やジェルクリームを、化粧水の前に使いましょう。

 

化粧水自体にも保水効果が含まれる成分が入っている場合がありますが、化粧水の前に「導入剤」としてヒアルロン酸などを塗布することで、低下している保水力を底上げすることができます。
そうやって補水のための化粧水が肌に浸透しやすい状態を作ることが大切なのです。食べ物やサプリ・ドリンクなどの栄養補助食品を活用して積極的にコラーゲンやアミノ酸などを摂取することも良いでしょう。

 

内側と外側の両方から保水力を高めるための成分を取り入れることで、年齢に負けないぷるぷるした肌を作ることができます。

 

正しい洗顔を行う

保水力低下の原因でも述べたように、洗いすぎなどの誤った洗顔方法は、肌の保水力を低下させます。肌の乾燥が気になる方は、朝の洗顔を、洗顔料を使わない「ぬるま湯洗顔」に変えてみるのも良いかもしれません。

 

朝は、夜の間に出てきた余分な皮脂汚れを流すだけで十分なので、それであればぬるま湯で落とすことができます。洗顔の負担を減らすことは肌質の改善に効果が期待できますので、メイクをしない日などを取り入れてクレンジングをしなくても良い日を作るなど取り組んでみましょう。